児童虐待に寄せて

はぁ〜先日発覚した、大阪岸和田での中三男児虐待事件は、悲惨極まりないものだ・・・・
事件の真相が明らかになるにつれ、かつて観た映画「鬼畜」を思い浮かべてしまった・・・
映画では、愛人との間に生まれた3人の子供を引き取った父親、そして妻は、その子供たちに冷たい仕打ちして末っ子の庄二が病死する、やがては、父親に残りの子供もどうにかしろと迫る
そんな物語であったのだが・・・岸和田の事件とは背景も異なるのだが、妙にだぶってしまった。

同じ年の我が子を持つその内縁の妻は
犯行の詳細について「長男を今さら助けても自分が警察に捕まれば、自分の子供(連れ子)がかわいそうだから、そのままにしておいた」と供述。

同じ屋根の下に暮らし、仮にも内縁関係であれ、生活を友にしているなかで、自分の子と、他人の子という線引きの上でしか見れないからこんな結末になったのだろうが、トラック運転手の実父にしても、家を留守がちにしてるとはいえ日に日に衰弱していく長男をみて、どうにかすること出来なかったのだろうか?
むしろ、その妻にけしかけられていた風でもある・・・

人間は、なぜここまで惨いことが出来るのだろうか・・・一過性の出来事が、後に惨い事件であったというのは良く見聞するが、数年にわたり、ジワジワと

周辺住人、学校・・・周知の事実としているが、それならば何故もっと、早くに彼を救ってやれなかったのだろう、次男が逃げ込んだ実母にしても・・次男から事の詳細を聞いていれば何らかのアクションを起こせたのではないのか?
今夜のニュースで見た、岸和田市の子供センターの釈明は、実に憤慨するもので、学校からの報告はあったが、それが、相談なのか通告なのか判断できなかったから、アクションを起こさなかったと・・・・それを、明確にして適切に処置するのがあなたたちの仕事であって、それによって、日々の糧を得ているのじゃないのかぁ〜〜〜!!と、テレビに向かって怒鳴ってしまった(-_-;)

憤りの事件である、もっと周りの大人たちがしっかりしなくては・・・と痛感した事件ではあるが、その長男の回復を祈るばかりである

子供は成した時から、親に責任と義務を生じさせるわけで、その責任と義務を放棄した罪は大きいと知るべし・・・・
子供を持たない私が言うべきことではないのかもしれないが、その責任の重大さは知っているつもりである。